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スタッフブログ

紫外線対策の知識その3-メラニン生成のメカニズム-

カテゴリ: 日焼け止め

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皆さん、こんにちは。
寒さが厳しくなってきました。インフルエンザも流行っていますね。師走に体調崩さぬようお気をつけください。さて今回は、前回の「紫外線の波長」の続編、「メラニン生成のメカニズム」についてです。ここもちょっと難しいかもしれません。

紫外線の波長

皆さんメラニンと聞くと、黒っぽい色やシミを連想されると思います。正しくは皮膚の色を決めている一つの要素のことを指します。人種によってこのメラニンの量的質的違いがあり、肌の色が異なってきます。
難しい説明をすると、メラニンはアミノ酸の一種である「チロシン」が酸化酸素反応によって生成されます。(下図)

メラニン生成経路
図引用:中外医学社発行「医師・医療スタッフのための化粧品ハンドブック」

生成されたメラニンは、メラノサイトという色素細胞の中で「メラノソーム」を形成します(下図)。
メラノソームは、周囲の細胞(表皮角化細胞)に受け渡されていき、表皮全体にメラニンが分布することになります。何故、受け渡されていき表皮全体にメラニンが分布していくことになるかというと、メラノソームが表皮角化細胞の細胞核の上に配置されてDNAを守ろうとする働きをするからです。

メラニンは、皮膚色の要因になっている一方で、紫外線も吸収・散乱する特性も持っているため、紫外線が皮膚に及ぼす影響を緩和してくれるという働きもしています。
紫外線によってメラニン生成は進むのですが、これは環境に適応した私たちの防御反応とも言えるのです。
分かり易く言えば、メラニンは「天然のサンスクリーン」でしょう。
ただ、この防御力には限界があり、紫外線による皮膚ダメージを完全に防御することはできません。なので紫外線対策が必要になってくるのです。

色素沈着メカニズム図引用:中外医学社発行「医師・医療スタッフのための化粧品ハンドブック」

次回は「光老化」についてご説明します。

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紫外線対策の知識その2-紫外線の波長-

カテゴリ: シミ日焼け止め若返り

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皆さん、こんにちは。
急に寒くなってきました。皆さん、体調を崩されないよう気を付けてください。さて今回は、前回の「日焼けのメカニズム」の続編、「紫外線の波長」についてです。やや難しいかもしれませんが、知っておいて損はありません。

紫外線の波長

紫外線はご存知の通り、太陽から降り注ぎますが、太陽光にはX線から赤外線など、広い波長領域の光線が含まれています。広い波長領域の中でも地表に届くのは290nm以上の光線になります。290nm以下の波長は、地球の周りに存在するオゾン層によって吸収されてしまいます。

紫外線の種類

図引用:中外医学社発行「医師・医療スタッフのための化粧品ハンドブック」

地表に届く波長のうち、目で見える波長は可視光線といいますが、400nmから約800nmの波長です。
可視光線より長い波長は赤外線になります。熱伝導に関わる波長です。
そして、可視光線より短い波長が紫外線になります。紫外線は3つに分けられ、UVC(200~280nm)、UVB(280~320nm)、UVA(320~400nm)となります。
この中でUVCは200nm~280nmなので地表には届きませんよね、ですので、私たちが日頃浴びている紫外線はUVBとUVAになります。

UVBは、波長が短くエネルギーが強い紫外線になります。レジャー紫外線とも呼び、海水浴やゴルフ、スキーなどのアウトドアでの日焼け(サンバーン)や色素沈着(サンタン)など、表皮にダメージを与える紫外線です。この紫外線はSPFという防御指標で防いでいきます。
UVAは、波長が長くエネルギーが弱い紫外線になります。生活紫外線とも呼び、エネルギーは弱いのですが、波長が長く皮膚の真皮まで到達します。さらにUVBと比べて10~15倍の量が太陽光に含まれていて、知らず知らずのうちに皮膚にダメージを受けてしまうような紫外線です。この紫外線はPAという防御指標で防いでいきます。

UVクリームなどでSPFとかPAとかよく目にしますよね。違いを理解して、アウトドアに出かける時はSPFのUVケアをする、日頃はPAのUVケアをすると、より確かな紫外線対策ができます。

紫外線の特徴

図引用:中外医学社発行「医師・医療スタッフのための化粧品ハンドブック」

次回は「メラニン生成のメカニズム」についてご説明します。

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紫外線対策の知識その1-日焼けのメカニズム-

カテゴリ: シミ日焼け止め

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皆さん、こんにちは。
まだまだ陽射しが強い毎日が続きますね。皆さん、紫外線対策はきちんとされていますか?紫外線対策をきちんと知ろうということで、今回から数回に分けて日焼け止めについてご説明します。今回は「日焼けのメカニズム」についてです。

日焼け止めイメージ

一般的に説明すると、時間の経過と共に皮膚に変化が生じてきます。
初めは赤くなる、これを「サンバーン」といいます。
次に黒くなる、これを「サンタン」といいます。
最後に皮がむけます、これを「落屑」といいます。

日焼けの症状

図引用:中外医学社発行「医師・医療スタッフのための化粧品ハンドブック」

サンバーンは、紫外線によって表皮細胞が影響を受け、血管拡張物質が産生されます。この産生作用で皮膚毛細血管が拡張し、皮膚の色が赤くなります。いわゆる火傷の状態です。

サンタンは、皮膚のメラニン色素の増加現象ですが、時系列に現象が分かれます。
一つは、紫外線の影響を受けた直後にすでに作られていたメラニン色素が酸化されて色が黒くなる現象、もう一つは、1日から2日かけてメラニン色素の酸化反応が進む現象で、数日後に本格的に肌色が黒くなってきます。
紫外線を受けてはじめて黒くなるだけではなく、すでに作られていたメラニン色素が反応して黒くなります。いかに日々の日焼け止め対策が大切か分かりますね。

落屑は、数日後から1週間後にかけて生じます。皮膚の炎症が表皮のターンオーバーを乱し、一時的に細胞の増殖が盛んになって角化の乱れが生じます。この結果、通常はバラバラと剥がれていくはずの角層細胞が目に見える形で塊となって剥がれ落ちる現象になります。「皮がむける」とはこのことですね。

次回は「紫外線の波長特性」についてご説明します。

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